屋根塗装の足場の目的と種類・費用相場を紹介|岡山市の外壁塗装・屋根塗装は株式会社イワショウ

屋根塗装の足場の目的と種類・費用相場を紹介

屋根塗装の足場の目的と種類・費用相場を紹介
2025年06月16日
岡山 外壁塗装 屋根塗装

屋根塗装では足場を設置して作業をしますが、なぜ足場が必要なのでしょうか。足場費用は屋根塗装全体の費用の20%程度を占める場合が多いので、足場なしで屋根塗装をして欲しいと思う人もいるでしょう。この記事では屋根塗装で足場を設置する目的や必要性を説明します。屋根塗装で使用される足場の種類と費用相場も紹介するので、施工を依頼する際の参考にしてください。

 

屋根塗装で足場を設置する目的・理由

屋根塗装で足場を設置する理由は品質と効率性を確保しつつ、トラブルを未然に防ぐ必要があるからです。具体的には以下のような目的で、足元が安定していて作業しやすい環境を作っています。

 

・安全に作業するため

・施工品質を高めるため

・作業効率を上げるため

・周囲に迷惑をかけないため

 

また、足場を作ると養生シートで囲えるので、屋根に高圧洗浄をしたときに周囲に飛び散って近隣被害が起こらないようにすることが可能です。安全に効率よく品質の高い作業をしつつ、近所への迷惑を減らすのに足場の設置が欠かせない工程になっています。

 

屋根塗装で使用する足場の種類

屋根塗装で使用される足場は2種類に分けられます。足場の種類によって目的が異なるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

建物の周囲に設置する足場

建物を取り囲むようにして一周設置するのは基本となる足場です。屋根塗装だけでなく外壁塗装や修繕工事でも設置されます。屋根塗装では屋根まで塗料や工具を安全に運べるようにしつつ、養生シートを張って高圧洗浄の際に水や剥がれた塗料が飛散しないようにするのが目的です。建物の周囲に設置する足場では以下の3種類が用いられています。

 

・クサビ足場(ビケ足場®

・単管足場(パイプ足場)

・単管ブラケット足場

 

クサビ足場(ビケ足場®)はクサビ緊結式足場が正式な名称で、安全性が高くて組み立ても解体もしやすいことから最もよく用いられています。広い踏板を設置できるので塗料や工具の運搬をしやすい性質もあります。

単管足場はパイプで足場を組み立てるのが特徴で省スペースなのがメリットです。単管ブラケット足場では単管足場にブラケットと呼ばれる器具を取り付けて補強し、足場の安全性を高めています。どちらも組み立てと解体に時間がかかるデメリットがありますが、クサビ足場を設置できない狭い場所でも問題ないのでよく活用されています。

 

屋根足場

屋根足場は傾斜がきつい屋根の上で安全に作業できる環境を作る目的で設置されます。平らな屋根の場合には屋根足場は必要ありません。屋根勾配が5寸~6寸以上ある場合には屋根足場が設置されています。屋根の棟から軒までの水平距離を10としたときに高さが5の場合には屋根勾配が5寸です。5寸の勾配があると屋根の上に立って作業するのは困難なくらいに傾斜がきついので足場を設置して対応します。

 

屋根塗装の足場の費用相場

屋根塗装の費用相場は一般的な2階建ての住宅であれば1525万円程度です。足場の部材のレンタル料金や設置・解体の人件費がかかるので、足場費用は無料になることはありません。見積もりを取るときには足場費用を明確にしてもらい、相場に合っていることを確認しましょう。

 
足場費用の計算方法(概算)

足場費用は大きな家になると高くなります。1525万円という相場はあくまで目安なので、足場費用を概算する方法として以下の式がよく用いられているので参考にしてください。

 

足場費用=足場架面積×平米単価

足場架面積=(建物の外周+8m)×建物の高さ

 

足場費用の平米単価は600円~1,100円程度です。業者によって足場費用や養生シート代に違いがあるので見積もりの際には明確にしてもらいましょう。

 
屋根塗装の足場費用が高くなる要因

屋根塗装の足場費用が相場よりも高くなる場合がしばしばあります。具体的には以下のような場合には足場費用が高くなります。

 

・屋根が急勾配で屋根足場を設置する場合

3階建て以上の家や崖上の家などで大きな足場が必要な場合

・周囲が狭くて足場の部材の運び込みが手作業になる場合

・道路使用許可や道路専有許可を受ける場合

 

足場設置にかかるコストが大きくせざるを得ない要因があるときには足場費用が高くなりがちです。屋根塗装の見積もりを見て足場費用が高いと感じたら、業者に理由を説明してもらって納得してから依頼しましょう。

 

まとめ

屋根塗装では安全に品質の高い施工をするために足場の設置が必要です。足場費用を無料にしている業者もありますが、人件費が必ずかかるので無料にはできません。無料にしている業者では作業費や塗料代に上乗せしている場合が多いでしょう。足場費用が相場に合っていることを確認するのは屋根塗装の費用を抑える上で重要なポイントです。見積もりを取るときには内訳を明確にしてもらって確認するのがおすすめです。


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編集者プロフィール
はじめまして。ブログ編集者の岩藤正宏(いわどう・まさひろ)です。

岡山県で外壁塗装・屋根塗装を手がける株式会社イワショウの代表を務めており、建築業界で30年以上の経験があります。
2級建築士・1級建築塗装技能士など、15以上の建築資格を持ち、現場での実績を活かした確かな情報発信を心がけています。

このブログでは、塗装で失敗しないための知識や、見積もりの見方、安心できる業者選びのポイントなどを、プロの視点からわかりやすく解説しています。
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